FAメジャー移籍」楽天・松井裕樹の挑戦に迫る!「井川慶」の失敗との共通点とは?


松井 裕樹(まつい ゆうき、1995年10月30日 - )は、神奈川県横浜市青葉区出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属。 妻は女優の石橋杏奈。 横浜市立山内小学校2年時に「元石川サンダーボルト」で野球を始める。左利きだが、野球を始めた頃は二塁と三塁を守り、3年時の…
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「松井裕樹が「井川慶」になる危険性を指摘する声もあるけど、それはやや誇張されている気がする。確かに楽天での成績は振るわないけれど、井川慶のような相手とは異なり、松井裕樹にはまだ可能性があると思う。彼にはもう少し時間とサポートが必要なのかもしれない。」

 楽天・松井裕樹は「第二の井川」になってしまう――。そんな話が今、球界内を駆け巡っている。さる球界OBが言う。

「松井は海外FA権を行使してのメジャーリーグ挑戦を表明した。パワー系の左投手だし、条件次第では獲得に乗り出すチームは当然、あるだろう。でも、あの投手がダブる。心配だね」

 それが2006年オフにヤンキースが大金を使って獲得(入札金額2600万ドル+年俸総額2000万ドル)した、阪神OBの井川慶氏だ。

 エースとして阪神を2度のリーグ優勝に導いた好投手だったが、メジャープレーしたのは5年契約のうち、わずか2年。メジャー通算成績は2勝4敗、防御率6.66。3年目以降は一度もメジャーに昇格せず、2Aと3Aの行き来を余儀なくされた。ニューヨークの野球史には「Spectacular Failure(壮大なる失敗作)」として、汚名を残している。

 井川氏は3Aでは2008年に14勝6敗、2009年には10勝8敗で、ヤンキースの3Aスクラントンの球団最多勝記録を保持しており、まったく実力不足だったわけではない。メジャーで通用しなかったのは、メジャー球にアジャストせず、決め球であるのチェンジアップの精度を欠いたためだ。現地で井川氏を取材したこともあるスポーツライターが、その投球内容を振り返る。

チェンジアップが決まればいいが、よく球を操れず、浮いていた。あれでは打ち取れない、と思った」

 翻って、松井も侍ジャパンでの投球内容を見る限り、メジャー球に苦戦し、本来の投球ができなかった。同じ左腕として、井川氏の二の舞になる危険性を孕んでいるのだ。

「若い頃から抑えで活躍しており、経験は豊富な投手。ある程度、我慢して起用してくれるチームなら、化ける可能性はあるが、今のチェンジアップでは通用しない」(前出・スポーツライター

 ラーズ・ヌートバーが所属するカージナルスが獲得に興味を示している、との情報もあるが、名門だけに、いいパフォーマンスを出せなければ風当たりは強まる。金銭面だけでなく、今後の成長を考えてチーム選びをした方が「第二の井川」回避の近道になりそうだ。

(阿部勝彦)

アサ芸プラス


(出典 news.nicovideo.jp)