優勝への道!阪神マジック17に対する球団OBの心配事とは?


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54キロバイト (7,291 語) - 2023年7月1日 (土) 04:29


「確かに優勝は素晴らしい目標ですが、選手たちはそれにとらわれずにプレッシャーに負けずにいてほしいですね。過度な期待や負荷がかかると、逆に自分たちの力を発揮できなくなってしまうこともあるので気をつけてほしいですね。」

岩貞はこれまで安定したピッチングでチームを支えてきた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神9月2日ヤクルト戦(神宮)に6-5と僅差で勝利し、優勝マジックは「17」となった。

 初回に2点を失う中、チームは3回に反撃に出た。

【動画】佐藤輝が3回にピーターズから16号3ランを放った場面


 中心にいたのは若き主砲、佐藤輝明だ。「6番・三塁」で先発出場、3回二死一、三塁の好機に左腕ディロン・ピーターズの内角直球をしっかりと捉えて、右翼ポール際に運んだ。22打席ぶりとなる16号3ランでチームに勢いを与え、この回は一挙6得点と試合をひっくり返した。

 終盤8回には2点を失うも、序盤の大量得点が効いて、これで9月に入って2連勝。この日は2位の広島も勝ったが、自力でマジックを「17」に減らした。

 順調に「アレ」への道を進む中、チーム状態に関して球界内からも様々な考察の声が上がっている。

 現役時代、阪急、オリックスで活躍、投手コーチとして阪神の2003年リーグ制覇にも貢献した佐藤義則氏は自身のYouTubeチャンネルを3日に更新。連勝を果たした2日のゲーム内容を振り返った。

 まず先発の青柳晃洋に関しては「ストライクも先行できていた」と評価した上で、6回途中で降板となったことには、二死から四球を与える場面もあったりなど「ベンチからすると安心して見ていられないというところが若干あるのかな」と今後に向けての課題とした。


 また3点をリードした8回から4番手として登板した左腕、岩貞祐太に関しては先頭の村上宗隆にいきなり四球を与え、一死二、三塁とピンチを迎えたことで5番手の石井大智にスイッチとなった。その石井が内山壮真に適時打を浴びて失点、さらに一死一、三塁から代打、青木宣親に犠飛を許し、この回2点を失い、1点差に迫られた。

 このシーンに関して佐藤氏は岩貞に対し「バッターに対して攻めてほしいな」と注文も。相手主砲の村上はこの試合も初回に青柳から一発を放つなど、球界屈指の強打者でもある。それでも点差があることで「フォアボールで(走者を)溜められるのが1番良くない」と、大量失点につながりかねない四球を避けるべきだとした。

 救援陣ではチームトップの47試合に登板した中継ぎ右腕の加治屋蓮は現在抹消され、ファームで調整中。それに次ぐ46試合に登板している岩貞は1日の試合も4点差の8回に登板すると味方のエラーも絡んで、一死満塁から1点を失い降板しており、状態が心配されている。

 チームを支えてきた鉄壁のリリーフ陣にもわずかなほころびが見えるが、「優勝の文字に負けないでほしい」と佐藤氏。プレッシャーが続く終盤の戦いで、救援陣にとってもここが踏ん張りどころとエールを送っていた。


[文/構成:ココカラネクスト編集部]


「優勝の文字に負けないでほしい」マジック17の阪神に球団OBから指摘される、やや心配なポイントとは


(出典 news.nicovideo.jp)