虎のレジェンドOBが佐藤輝明の不調の原因を指摘「内角高めの見極め」「今は体力的に一番しんどい時期」 | ニコニコニュース


佐藤輝明の超人伝説”. Full-Count (2020年10月27日). 2021年6月2日閲覧。 ^ “阪神・佐藤輝 もっと体を大きく使って打つ!三塁固定指令「そうなれるように」”. デイリースポーツ online (2022年10月25日). 2022年10月25日閲覧。 ^ “阪神・佐藤輝
59キロバイト (7,956 語) - 2023年6月3日 (土) 14:05



阪神の覇権奪還には佐藤輝の復活が欠かせないだろう(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 セ・リーグ首位を走る阪神交流戦ではそれまで好調を維持していたリリーフ陣のほころびなどがあり、7勝10敗1分けの借金3で全日程を終了した。パ・リーグ相手に苦戦を強いられた阪神は、交流戦前に2位のDeNAと最大で「6・5」ゲーム差があったものの、両チームゲーム差は「2・5」まで縮まっている。

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 交流戦前の勢いを取り戻したい阪神だが、その中でも状態が心配されているのが佐藤輝明だ。交流戦には17試合に出場し、打率は.183と低調。18年ぶりの優勝を目指すチームにとって、“打のキーマン”として期待がかかるが、4月と6月にスタメン落ちを経験するなど、今季は不調に苦しむシーンが多い。

 そんな佐藤輝の状態を球団のレジェンドはどう見ているのか。阪神OBでプロ通算349本塁打レジェンド掛布雅之氏が自身のYouTubeチャンネル掛布雅之の憧球」で動画を更新し、佐藤輝明について言及した。

 同氏は佐藤輝について「僕も3年間彼のことを見ていますけど、調子が良いのか悪いのかが掴みづらい選手だなという印象。調子が悪いなと思うと低めの難しい球を上手く拾ってホームランを打つ。これでいい状態が続くのかなと思って見ていると、インコース高めの速い球に対する見極めができておらず、状態の良さが続かない」と、内角高めの速球への対応を1つの課題として指摘。


 続けて、「6月くらいから状態が落ちてきているのは、三塁を守らせることによって外野よりも内野の守備の負担が大きいことが考えられる。佐藤は今、体力的な部分で一番しんどい時期なのかな」と話し、今季から三塁に固定されていることで体力的な負担が増しているのではないかという自身の見解を示した。

 今季はスタメンから外される試合もあるが、掛布氏は「阪神が優勝に向かって戦っていかなければいけないときに佐藤を1年間我慢して使って乗り越えさせるのか、それとも優勝のために佐藤を使わずに違う選手を使うのか。この辺りはこれから岡田監督が大きな決断をしなくてはならないかもしれない」と話した。また、「メジャーの野球を見ても、(主力選手が)全試合に出るという野球ではなくなっている。143試合のペナントレースの中で、佐藤を120試合で使っていくというのも1つの方法だと思うけど、それでは阪神を背負うという選手には育たない」と語った。岡田監督は難しい判断を迫られそうだ。

 掛布氏は「インコースやや甘めのストレート甲子園ライトスタンドホームランを打ち込むような打撃ができれば、初めて阪神の優勝が見えてくると思う」と、佐藤が課題を克服することで阪神の優勝が近づくと見解を述べた。

 18年ぶりの悲願達成へ、“キーマン”佐藤輝明は状態を上げることができるか。


[文/構成:ココカラネクスト編集部]


虎のレジェンドOBが佐藤輝明の不調の原因を指摘「内角高めの見極め」「今は体力的に一番しんどい時期」

(出典 news.nicovideo.jp)